ひとりひとりのいのちについて

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ぼくには名前がある
よびかけてもらうために
ぼくがぼくであるためには
だれかがいてくれなくては こまるんだ

もし地球上にぼくしかいなかったら
たぶん「ぼく」という言い方もないだろう
名前だってひつようない
だってだれもいないのだもの
「ぼくがさ」なんて言っても
話を聞いてくれる相手(あいて)がいないのだから

ぼくは
おとうさんがすき
おかあさんがすき
ともだちがすき
でもきらいな人もいる
すきという気持ちを知っているから
きらいという気持ちが生まれてくる
だとしたら
ぼくがきらいな人も
ぼくにとって たいせつなそんざいなのかもしれない

ぼくには名前がある
よびかけてもらうために
みんなのなかで生きているから

みんながみんな この世にひつようだから
名前をもって生まれてきた
だから
だれひとりとして
きずつけられてはいけないのだ
まして いのちをうばわれるなどということは